近年様々な業種の企業で人手不足が起きています。そのため一人当たりの仕事量は年々増加の一途を辿り、内勤者外勤者ともに毎日の業務に忙殺されている企業も少なくありません。内勤者の事務作業はIT化により一見仕事がスリム化したようにもみえますが、従来からの電話応対や来客対応に加えてメール対応、専用ソフトでの請求書作成業務や見積書作成業務やパワーポイントでの各種資料作成、それに加えてウェブサイト上で取引先と電子商取引を行ったり、社内間の業務連絡もウェブサイト上で行うことの方が多くなっています。経理担当者はさらに責任が重く、一般的な事務も行いながら仕訳業務や入出金管理それに手形管理も行いながら、新規取引先の与信審査まで行わなければなりません。
新規取引先が一般の会社の場合には、過去3年間に渡る貸借対照表や損益計算書などの決算書を確認し、相手先が建設業であった場合には経営審査結果通知書を過去3年以上分調べて、未回収の恐れや債務に対する返済能力の有無について調査しなければなりません。万が一にも、その判断が間違っていれば会社の連鎖倒産もありえますから、与信審査業務の重圧は計り知れませんし、精神的な負担も重くのしかかります。ですから、本来は与信審査の仕事は専門家に任せてしまい、アウトソーシングすることにより、経理は経理の仕事に集中し銀行との折衝に時間をかけるなどして営業外収益をあげるなどで会社に貢献すればいいのです。