ファクタリングを利用する際には必要書類をあらかじめ準備しておくことで、スムーズな契約に進むことができます。ただし、個人事業主に求められる書類は法人とは違いがありますので、整理しておきましょう。まず必要なのが「身分証明書」であり、パスポート・運転免許証・保険証などが該当します。ただ、ファクターによっては写真入りの証明書でないと受け付けてくれない場合もありますので、保険証よりは運転免許証などのほうがベストでしょう。
次に「確定申告書」、これは収支を証明するために必須の書類となり、税務署の印鑑が押されたものが有効です。なお、仮に確定申告で赤字になっていてもファクタリングは利用できるケースが多くなっています。また、事業をスタートさせたばかりで、最初の申告シーズンがまだ来ていない場合は、ファクターに確認をして指示を待つようにしましょう。そして、ファクタリングでは直近半年以内くらいの「預金通帳の複写」が求められます。
これは資金の流れを確認するためのもので、インターネットバンクなどでも入出金明細が出力できれば可能です。なぜ通帳のチェックが重要かといえば、コンスタントに取引されている取引先があり、毎回期日までにちゃんと入金があることは審査でプラスポイントになるためです。さらに「売掛金の存在が証明できる書類」として、利用する売掛債権に該当する「請求書」を用意しておきましょう。その際、見積書・納品書・契約書などがあれば添付することで、審査にはさらに有利になります。