FX取引とはやり方次第では、非常に魅力的な取引となるのですが、やり方を間違うと即刻マーケットから退場させられてしまうことになります。特に、国内のFX会社の場合にはDD方式という注文執行方法が採用されており、顧客と業者との相対取引となりますので顧客の損失が業者の利益となるのです。残念ながら、大々的な口座開設キャンペーンなどを見るとほとんどの投資家が損をしていると言わざるを得ません。何故みんな損をするんでしょうか。
社会的な成功を収めている人でさえこの取引ではやられてしまいます。FX取引において最も成功の妨げと考えられるのが欲望というやつです。欲のためにみな冷静な判断ができなくなり失敗を繰り返しているのです。それでは、欲に打ち勝つためにはどうすればよいのでしょうか。
昔から言われているのは戒めを持つということです。モーゼの十戒、仏教でいう八正道、日本でいうと見ざる、言わざる、聞かざるでしょうか。あまり多いと守れなくなりますが、最低限これだけはやってはならないという決まりを持つことで、欲望をある程度まではおさえることができます。FX取引におけるやってはならないこととは、まずロスカットを設定せずにエントリーすること。
もうこれは基本中の基本です。分かってはいるけれどもというやつでしょうが、ロスカットをマスターすることで少なくとも大負けすることはなくなります。次にナンピンです。ロスカットをしないだけならまだしも、ナンピンを入れるようになるともうレッドカードはまじかに迫っています。
そもそもナンピンを考える時点でトレードは失敗しているのです。他にもまだまだありますが、最低限この2つを守るだけでも全く違った相場人生を歩むことができるはずです。