昔の家庭用パソコンといえば、インターネットはダイアルアップが当たり前で、非常に動作が遅くて粗末なシステムが使用されていたものでした。それが今ではインターネット回線もADSLから光回線となり、非常に高速で高性能になってきました。このようなシステムの高速化は、FXにどんな影響をもたらすのでしょうか。システムを高速化させることには、FX投資においては次のようなメリットがあります。

まずは他のトレーダーより素早く情報を知ることができます。次に儲けるための戦略や戦術を考える時間を増やせます。また、自動売買システムの判断に対して素早く対応出来るようになります。そして通貨の価値変動を、より正確に見極めることができるようになります。

それはFXトレーダーにとっては、確かに間違いなくメリットであると言えます。しかし、それはプロのトレーダーや一部のベテランだけが活かすことの出来るメリットなのかもしれません。一般投資家やFX初心者がシステム高速化のメリットを活かすには、現実的には少々無理があるのです。それどころか最悪の場合、高速化によってフラッシュクラッシュと呼ばれる瞬間暴落の危険もあります。

これは人間の反応速度の限界と言われている0.1秒もの速さで値が大きく上下することです。こうなると市場はパニックとなってしまい、パニック相場になってしまいます。もしもパニック相場になってしまったら、取り急ぎストップを入れる対応をとるべきです。こうした対応は滅多にあるものではありませんが、投資家として、そのような可能性があることは頭に入れておいて損はないでしょう。

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