FXとは、外国為替市場が取り引きの舞台と言えます。その市場における世界各国の様々な通貨の値動きこそが、重要なファクターとなる投資なのです。その通貨の値動きは、その国の経済力に関係しています。また、その国の政府の経済政策によっても上下します。
たとえば政府が行う経済政策の代表的なものの一つに、金利政策があります。金利というのは、銀行などの金融機関がお金を貸し出す際の利息を決定する利率のことです。政府は世の中の景気が良いのか悪いのかを見て、好景気なら金利を引き上げたり、不景気なら金利を引き下げて、国の経済状況を良い方向に持って行こうとしているのです。ですから日頃から経済ニュースに耳を傾けるようにしていれば、政府の金利政策なども自然に理解できるようになります。
そうした経済の知識というものは、FXで利益を狙う上においては必ず役に立つことでしょう。それから世界の国々では景況感調査が発表されますが、それにも注目しておくと良いでしょう。たとえば日本では日本銀行が発表する日銀短観というものがあります。それは数ある経済指標の中でも、特に信頼度が高くて影響力が大きなものです。
また、内閣府が発表する景気動向指数、それから経済産業省が発表する鉱工業生産指数なども、目を通しておいて損はないでしょう。とにかくFXで勝つためには、毎日コツコツと経済ニュースに注目して、自分なりに勉強することが大切です。勉強も努力もせずに、楽して儲けたいなどとは考えてはいけません。