FXはレバレッジという、てこの原理を利用した取引方法で、少ない資金で大きな取引が可能です。たとえば、レバレッジが10倍なら、1万円で10万円分外国為替を、売買できるということです。ですからレバレッジの倍率だけ利益も損失も大きくなります。FXで利益を上げているのは、全体の10パーセントくらいしかおらず残りの90パーセントの人はレバレッジで倍率をかけている為、加速度を増しながら損をしているのです。

一昔前は、このレバレッジが制限なくかけられたので100倍、1000倍なんてものもありました。現在では、金融商品取引法で25倍までしかかけられません。これは、個人の場合で法人が取引する場合は100倍まであります。どうして25倍になったかというとFXで大損して自己破産するトレーダーが増えたからです。

レバレッジが高い程、利益も大きく狙えますが、それ以上に破産する確率が高くなります。FXは怖いと、よく耳にしますが、それなりの理由があるのです。2015年の1月にスイスフランショックというのがありました。たったの5分の間に、1600pips下がったのです。

もし、1万通貨、買っていれば16万円の損失です。100万通貨、買っていれば1600万円の損失です。これが僅か5分の出来事です。しかも値動きが激しかった為、ロスカットもスリップページを起こし、かなり遅れて発動したようなので、レバレッジを高く設定していた人は自己破産レベルの損失を被ったようです。

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